どちらも大事、コンセプトとパフォーマンス

製品開発

製品コンセプトと製品パフォーマンスのバランスが良い製品が成功します。従って、コンセプトもパフォーマンスも両方大事です。

たとえば、人気のある炭酸飲料は、パッケージもカッコよくて目を引き、飲んだら本当にスッキリして美味しいです。それは、コンセプト(どんな飲み物にするかというアイデア)とパフォーマンス(実際の味や満足感)がバランスよく組み合わさっているからです。

なぜコンセプトとパフォーマンスのバランスが大事かを考えみましょう。

コンセプトだけが良い場合、、、

「見た目がカッコいいボトルデザインで、フルーツの絵があって、スッキリ爽やか!」というアイデア(コンセプト)は良くても、実際に飲んでみたら炭酸が抜けていて味が薄いとどうでしょう? どれだけ見た目が良くても、美味しくなければ誰もまた買おうと思いません。

パフォーマンスだけが良い場合、、、

逆に、味はとても美味しくて炭酸もちょうどいいけど、見た目が地味で、パッケージデザインがつまらなかったらどうでしょう?  飲む前に「これは美味しそうだ」と思ってもらえないと、そもそも手に取ってもらえません。

新しい炭酸飲料を開発するとき、“飲んでみたいと思ってもらえるようなコンセプト”つまり飲む前から与えられる情報と実際に飲んだときに美味しいと感じるそのもの自体のおいしさの両方が大切です。この二つが強く、バランスが取れていることで、誰もが満足する製品ができるということです。

時にR&Dのみなさんはマーケティングのセンスはなくともそれ以上のスキルが必要になります。

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缶コーヒー職人

一緒に仕事をさせていただいた尊敬する技術者の技と心を学んでもらえると嬉しいです。

masskun

食品産業で働く現役R&D、QA実務者のサポートを願って経験共有のブログを始めました。
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因みに私は60代の食品技術者。製品開発および品質保証の仕事をしてきました。清涼飲料や流動食などの液体フォーマットが中心です。ただ、業務用食品卸売業や衛生紙製造業の企業にも勤務経験があり、多様な食品、容器包装に加え資材の経験もあります。

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