品質保証

経験に学ぶ

実践で得た知見を基に問題解決や意思決定を効率化することが経験則に学ぶということです。経験則に学ぶことは事故対策の要であり、過去の教訓を活かすことで再発防止や初動対応の迅速化が可能となります。現場で培われた対応策は実効性が高く、影響を最小限に...
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何からやるか。。。

根本原因を取り除くための具体的な改善策を準備しても、実施に当たってはアクション間の適切な優先順位を付けを出来ずに非効率だったり、完了が遅れたりすることが少なくありません。日本人は業務遂行にあたって、優先順位をつけて、意識的にアクションを重ね...
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特性要因図を上手に使う

特性要因図を使用した根本原因調査の進め方は下記のとおりです。1.問題の明確化品質保証部門が原則ファシリテーターに就きます。分析の対象となる品質不良を明確に定義し特性とします。担当部門を設定し分析チームメンバーを選任してもらいます。生産部門(...
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5whysではなく。Why?

では、もう一つよく使用されるアプローチに5whys(なぜなぜ分析)があります。なぜ5Whysではないのか?と思われる方も多いでしょう。下記の点で特性要因図が勝るからです。1.包括的な視点を提供する特性要因図は、問題の原因を複数のカテゴリに分...
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特性要因図とは

特性要因図は、1950年代に石川馨博士が考案した、品質管理や問題解決のために「原因と結果」を視覚的に整理する手法で、魚の骨に似た形状から「フィッシュボーンダイアグラム」とも呼ばれ、現在では製造業をはじめ多くの分野で活用されています。特性要因...
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ファシリテーターを育成しましょう

食品工場における品質不具合発生時の調査で、一部の関係者のみにより根本原因分析が試みられることがよくあります。このような取り組みは、情報が限定的になり、真の原因を見逃してしまうリスクが高まります。例えば、品質管理部門のみで分析を進めた場合、製...
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異物再考、、、

食品中に混入する異物について、食品安全のリスクという観点から、危険異物、非危険異物、原材料由来物の3つに分類されます。これらはあくまで製造者側の分類であり、飲食するお客様にとっては関係ありません。異物は単純に「嫌なもの」であり、混入があれば...
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異物混入対策の基本の基本

異物混入対策の策定基本手順は下記の通り。今更ながらかもしれませんが、基本を抑えましょう。1.初期対応対象商品の隔離異物が混入した可能性のある製品を速やかに隔離し、出荷や使用を停止します。異物の確認・分析混入した異物を回収して種類や形状、材質...
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適切な教育を改めて考える

初期対応で重要なのが、“異物の確認・分析”および“出所の特定”、つまり、何がどこから来たかの特定です。ところで、異物混入があった時を想定して、関係者に事前に適切な教育を与えられているでしょうか?人為的ミスを解決するには工場要員と関係者への特...
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異物混入は減らせます

食品の開発において、私たちがどれほど品質に自信を持った製品を作り上げたとしても、それだけでは求める品質でお客様に製品を届けられない場合があります。その典型例が、異物混入です。たった一つの「異物混入」が全てを台無しにします。食品は安全であり、...